完璧人間の完璧ライフ Netflixで「ポンペイ」を見た

Netflix大好き!もぐらコナーです。

 

突然ですが先日、Cambridge  Latin Course Book 1という本を購入しました。ラテン語の入門書です。ラテン語の説明の他、豊富なカラー写真と一緒にローマの地理・歴史・文化などが説明されている楽しい本です。

 

全5分冊ですが今回買った1冊目はポンペイという都市が舞台になっています。西暦79年に火山噴火で崩壊した悲しい町です。

 

「そういやポンペイの映画、ネトフリのマイリストに入れてたな」と思い出しました。これを機に鑑賞しました。

 

     2014年のアメリカ映画

 監督   ポール・WS・アンダーソン

 キャスト キット・ハリントン

      エミリー・ブラウニング

      キャリー=アン・モス

      アドウェール・アキノエ=アグバエ

      ジェシカ・ルーカス

      ジャレッド・ハリス

      キーファー・サザーランド

 

☆登場人物☆

 マイロ(キット・ハリントン)  ケルト人の剣奴。幼少期は騎馬民族の一員として北ブリタニアに住んでいたがローマ軍に家族や仲間は惨殺されてしまった。

 カッシア(エミリー・ブラウニング)  ポンペイの市長(になるのかな?)セヴェルスの娘。マイロといい感じになる。

 コルヴス(キーファー・サザーランド)  ローマからやってきた悪徳元老院議員。マイロの家族を殺させたのもこいつ。カッシアと結婚しようと画策。

 

話の内容はですね、 

・コルヴス以下、自分の家族を殺したローマ人へのマイロの復讐

・最初はいがみ合っていた他の剣奴との友情

・マイロとお偉いさんの娘カッシアの身分を超えた愛

ポンペイの街を破壊したヴェスヴィオ火山の噴火とそれに伴う大自然災害

これらが同時進行していく感じですね。

 

 

 

☆感想☆

冒頭にお話ししたラテン語教材ですが、第1課にポンペイの金持ちの家の様子が説明されているんです。玄関の両隣にお店を出すスペースが有ったり、家の中に雨水を貯めるプールが有ったりという説明を読んだ後で映画を見たので、教科書に書かれている通りの家が映画に出てきて感動しました。

その他の街並みなんかも再現度が高いようです。やっぱり歴史物は背景知識を増やせば増やすほど楽しめますね。いっぱい勉強せねば。

 

あと、出てくる俳優陣がみんな素晴らしい体をしています。こういうのはさすがアメリカ映画といか、映像芸術の一部としての肉体への意識が日本とは違うと感じます。

 

目の肥えた映画ファンにはCGの評判悪いらしいんですけど、僕には十分楽しめました。火山の描写とか、富士山が噴火したらこうなっちゃうのかな~とか思ったり。

 

 

でもこの映画、正直あんまり感動できませんでしたね。不遇な環境は自分のせいじゃないし復讐への動機はこの上なく正当で、超強くて、どんな困難にもめげずに勇敢で人間性完璧なイケメンが金持ちの美女を救うっていう。これ、どこに共感すればいいんだろう???

 

 

復讐・友情・愛・災害という四つのテーマが無理やり詰め込まれていて、一つ一つがありきたりな印象をどうしても受けてしまいました。

 

悪代官います。やっつけました。

嫌なやつがいます。無二の親友になりました。

身分の差が恋の障害になってます。乗り越えました。

自然災害。怖いです。

 

こんな風に感じてしまいました。僕の感受性のせいかな。😢

 

 

映像的には楽しめたのでそこは良かったです。