Netflixで「ボディ・ハント」を見た ※ネタバレ有り
Netflix大好き!もぐらコナーです。2012年のアメリカホラー映画「ボディ・ハント」を鑑賞したので、今日はそのことについて話そうと思います。
☆登場人物☆
エリッサ(ジェニファー・ローレンス):母親と二人で暮らす高校生。隣の家に1人で暮らすライアンと親しくなり、恋愛関係へと発展する。
ライアン(マックス・シエリオット):エリッサの家の隣に住む青年。妹キャリー・アンが両親を殺害して行方をくらませるという事件がきっかけで近隣住民から疎まれている。
サラ(エリザベス・シュー):エリッサの母親。エリッサとの親子関係はいまいち上手く行っていない。ライアンのことは受け入れようと努力するが警戒心を払拭できないでいる。
ビル(ギル・ベローズ):町の巡査。孤立しているライアンのことを気にかけている。いい人。
☆あらすじ☆
キャリー・アンによる両親殺害の場面から映画は始まる。少女は犯行後に森の暗闇へと消えて行った。
4年後、事件現場の家にはキャリー・アンの兄ライアンが1人で住んでいた。そんななか隣の家にキャシディ一家(エリッサとサラの母子家庭)が越してくる。地域から孤立するライアンに対し同情心と恋愛感情を示すエリッサだが、サラはライアンへの警戒心を拭いきれないでいる。
実はライアンは、家の地下室でキャリー・アンを匿っていたのだ。エリッサとライアンの関係が親密になるにつれてキャリー・アンの存在を隠しきれなくなるライアン。エリッサは地下室に閉じ込められたキャリー・アンに衝撃を受けるが・・・
☆感想☆
心を病んだ妹によって両親を殺され、叔母を看取り、土地の評判を気にする周りの住民から疎まれ孤立しているのがライアンです。エリッサと巡査のビルはそのライアンを不遇に思い気にかけます。ところがこの2人の善意は完全に裏切られる結果となってしまうわけですね。
母親のサラ以外の人たちは完全な悪意というか、自己中心的な理由でライアンを毛嫌いしてる訳ですが、サラは娘エリッサを心配するあまりライアンにきつく当たってしまうんですよね。また医者でもあるサラは、エリッサの「博愛主義」にも批判的で、「世の中には救われない人もいる」と説きます。
で、結果としてはサラの不安は的中します。実はライアンはとんでもないヤツだった。特にビルなんて、ああ可哀想。😢
確かに現実はこんなもんなのかな。でも映画でそれを見せられちゃうと夢がないというか、救われない話だなと思いました。
ライアンはとんでもないことをしてるけど、不幸な家庭環境に育ったのも事実です。不幸な過去で人格が歪んでしまった人が社会には包摂されるのは無理なのかな。