象牙・・・
有料ネットニュースチャンネルの『VIDEO NEWS』が毎週土曜日に配信する『マル激トーク・オン・ディマンド』という番組があります。先週土曜日に配信された番組では、トラ・ゾウ保護基金事務局長の坂本雅行氏をゲストに象牙密猟の問題を取り上げていました。ぜひ見て欲しいです。
現在、象牙の国際取引はワシントン条約によって禁止されていて、日本もそれを遵守している、ということになっています。
日本国内では象牙の国際取引が禁止される前に合法的に入手した象牙に関しては流通させても良いということになっています。そこで、その象牙が合法象牙であることを証明する登録制度があるのですが、これがとんでもなくデタラメな制度であることが番組内で説明されています。一部の動物愛護に関心のある人たちの間では知られていたことですが、要するに、象牙を所持している人が「これは合法象牙です」と自己申告すれば合法象牙として登録できてしまうのです。
このインチキ制度は今年の7月から運用が厳格化されていて、放射性炭素年代測定法などによって客観的に合法象牙であることを証明することが必要になりました。ところがなんと、この年代測定に使用する象牙のサンプルは象牙の所持者自身が鑑定機関に送るんだそうです。つまり悪意を持った業者が、本物の合法象牙のサンプルを、違法に入手した象牙のサンプルと偽って鑑定に出すことで、違法象牙を合法象牙にロンダリングできてしまうわけです。
象の密猟は日本でもたまに話題になりますが、日本がそこに加担してる(と強く疑われている)という話は殆ど知られていないと思います。中国が象牙を禁止した今、日本は世界最大の象牙市場。日本の市場が密猟と関係ないなんていう日本政府の主張は私は信じられません。
象牙を奪われる象の写真はネットでいくらでも検索できます。あの象たちは日本人が使うハンコのために殺されてるんだとしたら。とても考えさせられます。